のれんの減損損失(容認)
のれんの帳簿価額を各資産グループに配分しており、配分比率はA:B:C=2:3:5であった。
配分後の資産グループB、Cに減損の兆候が見られる。
減損損失にかかる仕訳をせよ。
-------------------------------------------------------------------
減損損失 390 / 資産グループC290
のれん100
※のれんを配分された単位において減損が発生したら、当該単位において、のれんを優先的に減損損失させる。(例えば資産グループAやBの「のれん」の損失処理は優先しない)
①のれんの配分を行う
⇒資産グループA:210+40
⇒資産グループB:300+60
⇒資産グループC:420+100
②減損認識
⇒資産グループB配分後帳簿価額360 < 配分後割引前将来CF390
⇒減損損失処理は不要
⇒資産グループC配分後帳簿価額520 >配分後割引前将来CF160
⇒減損損失の算定
⇒帳簿価額520-回収可能価額130=390
⇒資産グループCの「のれん」から優先に減損損失する